山梨百名山「乾徳山」はハードだった!
登山日 2021年11月15日
帰宅してから改めて登山ガイドブックを読んだら「上級★★★★」の山でした。
登りもきついですが、
鎖や梯子がある岩場は、危険度も増し、心拍数が上がりました。
日が落ちるのが早い時期でもあるので、7時前にスタート。
山頂部をぐるりと回る「八の字」で登りました。
歩行時間は7時間超。
登山者用の駐車場があります。
トイレは乾徳公園入口。ペーパーを持って入って正解でした。(和式)
〇山行の様子
身体が温まるまでウインドブレーカーを羽織りました。
寒いです。
徳和川を左に見ながら道標に従って歩いていくと登山口。
次のポイントまで2時間近くの登りとなるのでゆっくりペースです。
錦晶水を過ぎると登山道は一転、フラットになりました。
国師ヶ原はかつて牧場だったそうです。
霜柱が立っていました。寒いはずです。
四辻の標高は1570m。
樹林帯を抜け登りきると月見岩(1740m)。
扇平から再び樹林へ。
髭剃岩からは更に難易度が上がる岩場が出現。
垂直の岩壁。
何とか岩の上に這い上がって、恐る恐る立ち上がります。
バランスを崩せば転落。
トリケラトプスの頸部のような岩。
その隙間に体を入れて顔をあげると下りの梯子が見えます。
よくもまあ、上手に作って嵌めたものだと感心。
ほっとしたのもつかの間。またも鎖場。
今度は手ごわい。
10mくらいはある岩壁。
3人組の学生達(?)が見上げています。
お先にどうぞ、
と言われましたが、「いえいえ、どうぞ!」と返しました。
注目される中、かっこよくクライミングとなればよいのですが、
不器用な姿を晒したり、心配されたりするかもしれないシチュエーション。
迂回路を選択しました。
ようやくの思いで山頂に到達。
360°の大展望です。
※落ちていた山名表示板を拾い上げ撮影。
ここで昼食にしたいところですが、安定して足が置けるような場所はありません。
写真を撮って黒金山方向に下山開始。
ヒュッテまで道に迷うことはありませんでした。
ここからクルマのある駐車場までのルートは2つありますが、
道満尾根を選択。
歩いてみて分かりますが、この時期は落ち葉が危ないです。
登山道は、落ち葉で埋まっていて川のよう。
そこに浮石が隠されています。
うっかり足を置こうものなら大変、捻挫してしまうか転倒事故。
気を付けてましたが、やっぱり転んでしまいました。
原因は石ではなく、落ち葉に隠れた地上部に這っていた根っこでした。
この尾根道、急速に高度を下げていきます。
登りに使ったらかなりのきつさです。
集落を抜けて駐車場に帰ってきました。
すれ違いざまに地元の方が、ねぎらうように挨拶をしてくれました。