初投稿は 磐梯山の山行記録

 



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とりあえず、で過去に書いた文章を貼り付け、1回目の記事とします。

百名山磐梯山に登ってきました。その山行記録です。

(登山日:2020年10月)

 

磐梯山へのアクセス
 午前3時に自宅を出発。磐梯河東ICまで走ること6時間。
 登山口の八方台P到着は9時。すでに満車。

 やむを得ず、1.2Km先の「こがね平」Pに停めました。

 

〇山行の様子
 散策っぽく始まりルンルンの登山道です。

 やがて見えてきた廃屋は、かつての温泉場でした。

 

 「中の湯」と言って、1990年代まで営業していたようです。
 なぜ「中の湯」というのか?

 

 「上の湯」と「下の湯」があったのです。
 この2つの温泉場は100年前(1888年)の噴火で埋没したとのことでした。

 

 私にとっての山登りは、

 単に「山を歩いて汗かいて、景色を眺めてハイ終わり」ではなくて、
 山の文化や歴史、動植物や地質、岩石のことなども知りたいので、
 気になったら調べることもしています。

 登山をきっかけに学べたらいいな、と思っているのです。
 もちろん、あれもこれもはできないけれども。

 

〇トイレの問題
 休憩地点の弘法清水小屋に到着。(標高1600m)

 ここに「携帯トイレブース」がありました。

 携帯トイレを使う人が使う個室(?)で、使用後は、持ち帰るルールです。

 

 人が多く訪れる山の登山口には、トイレが設置されていますが、

 山中はもちろん、頂上付近にもトイレなどないのがフツー。

 みなさん、トイレ問題をどう解決しているのでしょうか。

 

 ショップに携帯トイレが売っていますが、

 女性は山中での使用に抵抗があるのでは、と思います。

 前述のトイレブースなるものの設置が進むといいですね。

 

 ちなみに、かみさんは、いきたくなるので水分はあまり摂らないと言ってました。
  

〇冬も山行するならアイゼンは必需品
 昼食を摂り、山頂をめざすことになりました。

 何しろ、朝が遅いものですから
 この時間になるともう、下りてくる人たちの方が多いわけです。

 

 で、これから登る人たちに口々に助言してくれていました。
 「持っているならアイゼンをつけた方がいいわよ。」
 「つるん つるんよ」

 

 2週間ばかり前(10月初旬)に降雪があったそうです。
 話しのとおり、日陰の雪が踏み固められてアイスバーンになっていました。
 
 そんな装備はしていませんから
 左右の樹木に手を伸ばしてつかまりながら進みます。

 下山する方とすれ違うとき、どちらかが通過するまで待つので、渋滞が起きました。

 

〇山頂で見たもの
 三等三角点がありました。


 この石柱を標石といい、経度・緯度の基準になるそうです。
 大きさは15cm角で、全国に3万2千あまりが設置されているとありました。 
 
〇山行をきっかけとして

 新田次郎の「剱岳(点の記)」を読みました。

 陸地測量部が困難を乗り越え初登頂に成功、

 と思いきや奈良時代の頃と思しき錫杖が残されていたという話。
 
 もう一つ。
 山頂から東側を望む平地を猪苗代湖へと流れていく酸川。

 その川に沿うように、かつては鉄道も走っていました。

 

 「高原列車は行く」で歌われたのが沼尻軽便鉄道廃線)でした。
 作曲者は古関裕而

 2020年放送のNHK連続テレビ小説『エール』」の主人公です。

 

 酸川のこと。
 河原の石が赤いのでした。
 酸川はその名のごとく酸性度が強く、河口付近でpHが3.7。

 この川の水が流れ込むことで猪苗代湖の水がきれいになっているのだそう。
 

車中泊できるスポット発見
 帰路インターに行く手前に「道の駅」がありました。

 車中泊できる施設でした。

 次回、福島の山に登るときは利用してみたいと思います。